徒然なるままに

 

徒然なるままに、日暮し、硯に向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

 

現代語訳すると、

 

最近は特に用事もないので、のんびりと独りでくつろいで、心に思い浮かぶことをあてもなく書き付けてみる。そうすると、自分自身と向き合うことができる気がして、不思議な気分になるものだ。

かの有名は吉田兼好によって書かれた随筆『徒然草』の冒頭ですね。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』と並んで、日本三大随筆のひとつ。

随筆とは心に浮かんだ事、自分が経験したこと、見聞きしたことを筆の赴くままに書き記した文章のこと。

 

昔からのこの徒然草の冒頭が何故か好きで。

 

今思えば、私は14歳の多感な時期に発病して以来1人の時間があまりにも多く時間を持て余していたから、自分自身を第三者目線で見て自分と会話をするという少し奇妙な習慣があり、常に自分の独特な世界がそこにはあってそこで生きてきた気がする。

 

当時は闘病の為通院していたが、東京への憧れやその時なりに夢があって両親の反対を押し切り大学進学のタイミングでど田舎から上京して来たは良いものの、一時病気の悪化で途中で大学にも行けなくなり、治療目的でアメリカのLAとオーストラリアのブリスベンの2カ国に1人で留学も行った。日本人がいないところを探して飛び込んだものから、そこでもやっぱり1人ぼっちで初めての知らない土地、通じない言語、日本とは文化も全く違うその場所でもやっぱり色々な事を考えてた。

 

私は自分の世界観が好き。そこで生きる事に心地良さを感じている。

自分の世界で色々な事を考えるのが好き。

正解も不正解もない、答えのないトピックについてダラダラと考えるのが好き。

いつもいつも、色んな事を1人で意味もなく考えてはノートをつけてた頃もあったなぁ、と。

特技も無ければ趣味も無い、私にとって随筆は唯一の小さな趣味のひとつなのかもしれない。

 

何の文才も語彙力ひとつ無いけれど、自分の考えや思想、想いを文章にする事によってスッキリするし頭からとどまらず溢れていく目に見えないものが整理されていく感じがする..

 

きっと私は物覚えが悪いから

 

つまらなくて、しょうもない。何の役にも立たなければ参考にすらならない小さな事も、今後死ぬまで添い遂げる私のアイデンティティなのだから勝手に溢れて消えていって欲しく無い。

 

ブログなんて中学生の頃にハマってた以来15年ぶりとかかな?その当時はデコログが流行っていてみんなやっていたけど、

今や沢山の種類のブログサイトがある事に驚いて初心者に優しいとオススメされていたはてなブログに登録してみました。

 

私の徒然草にはトピックはないから。

1人世界に入り込んで色々考えはじめた時にこのブログに

のんびりと小さなひとり暮らしのマンションで独りでくつろいで、心に思い浮かぶことをあてもなく書き付けてみる。そして自分自身と向き合い、この世で1番理解し難い自分を少し知っては不思議な気分になるのを楽しむ。

 

という趣旨で初めてみました。もしたまたま誰かの目に止まった時に共感してくれる人、また違った捉え方、色々な人の世界観を感じられたら嬉しいなあって、ゆるいゆるいブログという名の随筆です\(◦︎˙-˙◦︎)/笑

 

私の世界があるようにあなた様にもそれぞれの世界があって、おおむねのことは否定しないようにしています。否定したら、途端に感性の扉が閉まりだすからね。

 

私の病気の事はまた追々、機会があれば。今の私の感性や価値観、生きてく世界観を良くも悪くも大きく変化させて構成したのは間違いなくこの病気ありきだから。

10年はゆうに超えてしまう長い長い年月をずっと一緒に連れ添っている相棒みたいなもの。

 

1回目のブログって一体何を書けば良いんだろう?挨拶とか自己紹介?こんなのでいいのかな。

 

自己紹介なんて紹介出来るものなど何ひとつ持ち合わせていない情け無いていたらくのアラサー女。以上。

 

ノートの1ページ目を書く時っていつでも妙に緊張しません?🫨笑

 

年も越して2024年もまた沢山自分の世界で生きれますように🙏🌅

のんびり続けられるブログにしたいな!

良かったら、ふと思い出した時にでも覗きに来てくださいな。

美しい日本に感謝🙏では、また。

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